7月23日(金曜日)、東京の日比谷公園で労働者・市民が「日の丸・君が代」反対の統一集会を開催しました。「今国会での『日の丸・君が代』法制化反対!」「学校に『日の丸・君が代』を押し付けるな!」のスローガンの下、6千5百名の人々が集会に参加し、都心をデモ行進しました。集会ではとくに、全国各地から教育労働者がはせ参じ、闘いの報告と決意を述べました。
集会の直前には、東京の日野市の小学校教師が、入学式で君が代のピアノ伴奏を拒否したことで、東京都教育委員会から処分が通告されました。君が代の伴奏拒否を理由に、地方公務員法違反で処罰を受けるのは、東京では初めてのことです。このことは、君が代を拒否するすべての教師を処分し、生徒たちに強制的に君が代を歌わせていくことを意味します。東京の教組は、この処分に反対し、教育委員会に対して抗議行動を展開しました。
毎年春の卒業式・入学式の時期には、学校で日の丸を掲揚すべきか、君が代を斉唱すべきか、をめぐって対決となります。
今年の春には、広島の公立高校・世羅高校の校長が、教育委員会の日の丸・君が代強制の激しい圧力の下で、卒業式の前日に自殺するという悲劇が起き、日の丸・君が代問題はさらに大きな争点となりました。
同3月、広島における校長自殺の直後に、自民−自由連立の資本家政府は、日の丸を国旗、君が代を国歌と規定し、合法化することを狙い、法案を今国会に提出しました。
日教組や部落解放同盟を含む教師・労働者・市民は、これまで日の丸・君が代に抵抗し、反対する運動を展開してきました。
君が代は、以下のように英訳されます。
【英文 略】
見ての通り、君が代は、天皇の主権・治世を謳いあげた、帝国日本の象徴に他ならず、主権在民をうたった憲法にすら抵触するものです。
日の丸・君が代は、第二次世界大戦における侵略戦争と軍事支配の象徴です。君が代は、天皇への崇拝・忠誠を鼓舞し、天皇制システムによる階層制・差別構造を体現するものです。断じて認めるわけにはいきません。
残念ながら、8月9日(月曜日)には、自民・自由・公明および20名の民主党議員の賛成により、日の丸・君が代法案は参議院で可決されてしまいました。しかし、日の丸・君が代に反対する闘いは、学校・教育現場をはじめとして、抑圧に甘んじることなく、絶えることはないし、また、継続させねばなりません。