hi-lo kit rear 2 |
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ナイロンカップを外します。ナイロンカップ(円内水色矢印部分)はラジアスアーム側に付いたままになっていますので、プライヤー等でこじって取り外します。これは再利用せず新しいものと交換します。
手で取れる場合もありますが、かたくはまり込んでいる場合はこんな感じでプライヤー等でぶっこわす感じでやっちゃいます。フロント側より簡単に取れます。外したらラジアスアーム側の穴の方にCRC等を吹きかけてきれいにしてからグリスを塗っておきます。
純正品ストラットに付いているナックルジョイントは再利用せず新しいものに交換です。私は Hi-Lo Kit を購入したとき新しいナックルジョイントが付属いていました。付属していない Hi-Lo Kit の場合は別途購入しましょう。
新しいナックルジョイントのナイロンカップを一旦取り外し、このようにブーツ内にしっかりグリスを入れます。新しいナックルジョイントでもブーツ内にグリスは入っていますが少ない場合があるので改めて入れます。
ナイロンカップのツメのような部分をブーツ内へしっかりかぶせてはめ込み(ブーツが外側、ナイロンカップが内側)、ナイロンカップの外側にもグリスを塗ります。
そのままラジアスアームにナックルジョイントを取り付けます。狭いところなのでゴミ、砂利等が付かないように入れてください。無理に完全に入れなくてもよいです。Hi-Lo Kit を取り付けて車体を下ろしたとき自然に入っていきます。
一番左のナックルジョイントは既に取り付けましたので、実際はこの段階ではここにはないです。このHi-Lo Kitはコイルスプリング用ではなくラバーコーン用でした。ラバーコーン用のHi-Lo Kitにコイルスプリングを装着するとHi-Lo Kitが割れる場合があるみたいです。 原因はコイルスプリングとHi-Lo Kitが接触する緑色矢印部分。Hi-Lo Kitとコイルスプリングの間にラバー製のブラケットがあるだけ。これではHi-Lo Kitの薄くなっているヘリ(3つ下の写真の黄色矢印部分)の部分に車重がかかってしまい、割れてしまうということです。
商品名 アジャスターライドHi-Lo Kit オリジナル MINI Sport 付属品 ナックルジョイント(4個) 価格 \18,000 購入先 MiniCraft 購入日 2003年2月
商品名 ソフトコイルスプリング オリジナル 三和トレーディング 型番 MST-S100 付属品 ラバーブラケット(2ケ) 価格 \19,800 購入先 MiniCraft 購入日 2003年2月
ということで開発された(かどうかわかりませんが)のが、このコイルスプリングブラケット。中がオフセット加工されていて素材もかなり硬く感じます。これなら安心です。オレンジ矢印部分のとがった丸いライン上にHi-Lo Kitが設置されるので、薄いヘリに車重がかからないという仕組み。
商品名 AT用コイルスプリングブラケット オリジナル DOWNTON 入数 2ケ 価格 \6,300 購入先 KingsRoad 購入日 2003年3月
装着はフロントよりかなり楽にできます。グリスをたっぷり付けます。(ゴミ、砂等が付着しやすくなるので、つけすぎもよくないかも)水色矢印部分はグリスです。かための白色のグリス(自転車用のテフロン入りグリス。こんなの使っていいのかなぁ?)を使用しています。白色矢印部分がコイルスプリングに付属していたラバー製ブラケット。赤色矢印部分がコイルスプリングブラケット。
これがそのテフロン入りグリス。
メーカー FINISH LINE 商品名 Bicycle Teflon Fortified Grease 容量 Net Wt.16oz.(453.6g) JISの分類数値 不明 混和ちょう度数 不明 増ちょう剤 テフロン(有機系フッ素樹脂) 樹脂製品への影響 ほとんどなし グリース色 白 最低使用可能温度 -27度 最高使用可能温度 260度 価格 \2,400 購入先 カミハギサイクル 購入日 1989年
耐熱温度が高い設定なので高温になる場所のボルト、ナットの焼き付き防止に使用した方が良いかもしれません。
Hi-Lo Kit の高さ調節の2つのナットは両方とも1インチでした。25mmスパナでもいけると思いましたが自信がなかったので1インチのコンビネーションスパナを購入しました。
詳しいやり方は省略しますが、後側のナットを緩めて前側のナットで高さ調節し、後側のなっとを締める。使用する工具は「1インチコンビネーションスパナ」、「モンキーレンチ(25mm以上はかけられるもの)」、「プライヤー」です。といった感じです。
左右の高さのバランスの微調節は一度ではまず無理でしょう。ナットを回した数で合わせても左右は傾くと思います。国産車とは違い、どこかが数ミリ単位(又はそれ以上)でずれて製造されてしまっているからでしょう。とりあえずナットの回した数を書き留めておいて組み上げます。ガスタンクも元通り取り付け、右側 Hi-Lo Kit の作業を行います。
右側はガスタンクがないという以外、作業内容は全く同じ。Hi-Lo Kit の左右の高さ微調整を行って終了です。